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福島ゲームジャムin岡山が開催されました (追記: 東京ゲームショウ2015出展)

はじめに

 NPO 法人 IGDA 日本は 8 月 22 日〜23 日に「東北ITコンセプト 福島 GameJam2015」( http://fgj.igda.jp/ )を開催しました。本イベントは 2011 年から毎年夏に開催しており、5 回目となる本年は、参加者数 551名・参加国数 5ヶ国(日本を含む)・メインおよびサテライト(連携会場)の計 17 会場と過去最大規模での開催となりました。

岡山会場について  今回は岡山で中国四国地方ではじめてサテライト会場が設置されました。岡山でゲームジャム会場を開設できたことには、歴史的な意味があります。2010 年の Global Game Jam 国内開催以来、これまでに国内で数多くのゲームジャムが開催されてきましたが、中四国地方でゲームジャムが開催されたことはありませんでした(岡山理科大学 山根研究室調べ)。つまり岡山会場は中四国地方初のゲームジャムとなります。  会場を立ち上げることができたのは、多くの方々の協力によるものです。福島ゲームジャムに先立ち、まず組織を越えた草の根の開発者コミュニティである岡山Unity勉強会が事前勉強会を計画しました。この勉強会には、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンから招いた講師も驚くほどの 40 人以上の受講者が集まりました。 この参加希望者数に対応できたのは、岡山情報ビジネス学院 (岡山県岡山市北区駅元町 1-4 ターミナルスクエア) の事前勉強会とゲームジャムへの会場提供によるものです。  特定の地域や機関に限定されることなく、広く中国四国地方のゲーム開発者コミュニティを活性化しよう、という方針のもと、岡山Unity勉強会のメンバーをもとに「中四国ゲームジャム実行委員会」が結成され、ゲームジャム運営にあたりました。この地域と組織を越えた連携により、今回の福島ゲームジャムでは西日本からは唯一岡山と沖縄だけがゲームジャム会場を開設でき、運営方針どおりに大阪や広島からも参加者が集まり、ゲームジャム本番では 32 人(うち会場スタッフ 2 名)を受け入れることができました。  参加者は当日朝から即席チームに分かれてゲーム開発を行い、翌日の 30 時間後にはすべてのチームがゲームを完成させることができました。この成果を得ることができたのは、各チームに開発経験豊富なリーダーと熱意あるメンバーとを配置できる層の厚さがあったためです。  また、夜間の会場としてギークハウス岡山に数名分の開発スペースを提供していただき、深夜にはギークハウス岡山から福島メイン会場、アメリカ会場、チリ会場、そして岡山会場を結んだ国際ディスカッションを行うこともできました.

 最後の閉会式では、KLab 岡山事業所より会場をご提供いただきました.閉会式では完成作品発表会をネット配信するのに加えて、10 月 3 日(金)の VR+ゲームエンジン体験セミナー、10 月 17 日(土)18 日(日)のゲームジャム高梁、来年 1 月末の Global Game Jam、そして従来の岡山 Unity 勉強会と、岡山地域でのゲーム開発イベントが継続して開催されることも発表されました。さらに来賓として、日本のインディーゲーム海外展開のパイオニア的存在で地元在住のゲームクリエイターである NIGORO の楢村匠氏、そして地域振興としてゲームジャムを応援している岡山県高梁市の石井聡美市議会議員をお招きし、開発現場見学から α 版〜完成版のテストプレイ,そして総評をしていただきました。  完成したゲームは公式サイトからダウンロード可能でき、岡山会場のタイトルの中には早速プロの開発者から高い評価をいただきました。

追記: 受賞と東京ゲームショウ出展について

 岡山会場で開発されたゲームが表彰され、世界最大級のゲームショウである「東京ゲームショウ」に出展されました。

 ゲームジャム終了後の9月に発表される「協賛企業賞」で、岡山会場のチーム4による「わしらバルーンキャッチャー(We are Balloon catchers )」がユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社からUnity賞を表彰されました(http://www.igda.jp/?p=1855)。

さらに、「東京ゲームショウ2015」のインディゲームコーナーに福島ゲームジャムの作品出展が決まり、主催者のIGDA日本が作品を試遊できるブースを展示しました(9月19日〜20日の一般公開日)。そこでも「わしらバルーンキャッチャー」が展示され、報道記事にも画面が掲載されました(http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20150919/1066663/)。関係者の皆さんのご協力に感謝いたします。

岡山会場 概要 参加申込ウェブサイト:  https://okayamaunity.doorkeeper.jp/events/28570 サテライト会場運営:  中四国ゲームジャム実行委員会 (代表: 山根信二) 来賓(敬称略):      楢村匠(NIGORO)、 石井聡美(高梁市市議会) サテライト会場:  岡山情報ビジネス学院          (岡山県岡山市北区駅元町 1-4 ターミナルスクエア 101 号室) サテライト会場協力: 岡山情報ビジネス学院(メイン会場)、            ギークハウス岡山(夜間会場)、            KLab 岡山事業所(閉会式およびプレイテスト) サテライト会場運営協力:  岡山 Unity 勉強会、広島 Unity 勉強会 サテライト会場機材協力:  GALLERIA(サードウェーブデジノス社): プレイテスト用 PCの提供 参加者構成:  社会人 11 名、学生 19 名(専門学校生 15 名、大学生 2 名、大学院生1 名、その他学生 1 名)、およびスタッフ 2 名を含む合計 32 名

岡山会場タイムテーブル

8/22(土)

09:00 開場 09:30 受付開始 10:00 開会式 テーマ、グループ発表 10:30 製作開始 13:00 会場参観 見学者受け入れ(16:30 まで) 14:30 各チーム企画発表 ネット配信 17:00 会場撤収(24 時間オープンの他会場は深夜に α 版プレゼン) 03:00 国際討議 海外会場運営者とのグループディスカッション

8/23(日)

(24 時間オープンの会場は朝に β 版プレゼン) 09:00 開場 α 版動作テスト,β 版開発 13:00 ユーザテスト 一般の方の参観・テストプレイ開始 16:30 製作終了 30 時間経過,完成版をリリース 16:45 会場撤収 17:30 閉会式および試遊会 クロージング会場に移動 17:45 完成版プレゼン ネット配信(1 チーム 1 分半) 19:00 試遊会終了

近日開催予定のゲームジャム

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